ジュニアサッカーで歯が折れたときの応急処置は?

ジュニアサッカーで歯が折れたときの応急処置は?

ジュニアサッカーで歯が折れたら、まず口の中の出血を清潔なガーゼで押さえ、折れた歯のかけらを探して保存し、できるだけ早く歯科を受診してください。歯が根元から抜けた場合は対応が異なるため、歯をこすらず、乾燥させずに保存して、特に急いで歯科へ向かいます。

歯が折れたときの応急処置

  1. 選手を安全な場所へ移し、意識や呼吸を確認します。強い頭痛、繰り返す嘔吐、意識がぼんやりする、けいれん、呼吸が苦しいなどの症状があれば、歯の処置よりも救急要請を優先してください。

  2. 口の中に砂や泥があれば、無理に指で探らず、水を少量含んで吐き出させます。飲み込めない、出血が多い、意識がはっきりしない場合は、無理に水を飲ませないでください。

  3. 出血している部分に、清潔なガーゼや布を当てて、10分程度やさしく圧迫します。血を飲み込まないよう、可能なら上体を起こして前かがみの姿勢にします。

  4. 折れた歯のかけらが見つかったら、乾燥させないようにします。水で軽く流す程度にして、こすったり、消毒液につけたりせず、清潔な容器に入れて歯科へ持参してください。

  5. 保護者へ連絡し、練習や試合を続けさせず、できるだけ早く歯科医院へ連絡します。診療時間外は、地域の救急歯科や休日・夜間の歯科診療の案内を確認します。

歯のかけらはどう保存する?

歯のかけらは、乾燥を避けて清潔な容器に入れてください。保存液が手元にある場合は歯科用の保存液を使用しますが、無理に探して受診を遅らせないことが大切です。

牛乳などで保存する方法が案内されることもありますが、折れたかけらの状態や年齢によって適した対応が異なります。保存方法に迷ったら、歯科医院へ電話で確認し、かけらを持って早く受診してください。

歯が根元から抜けた場合は、折れた場合と対応が違う

衝撃で歯が丸ごと抜けた場合は、折れた歯のかけらより緊急性が高いことがあります。歯の根の部分を持たず、見えている歯の部分を持って拾い、泥や汚れがついていても強くこすらないでください。

  • 歯の根を触らない
  • 歯ブラシや布でこすらない
  • 乾燥させない
  • 牛乳や歯の保存液などに入れて、できるだけ早く歯科へ連絡する

永久歯が抜けた場合は、歯科医師の判断で元の位置に戻す処置が検討されることがあります。一方、乳歯が抜けた場合は、自己判断で元に戻してはいけません。後から生える永久歯を傷つけるおそれがあるため、年齢や歯の種類を伝えて歯科医師に確認してください。

受診までにしてよいこと・避けること

してよいこと 避けること
清潔なガーゼで出血部分を圧迫する 折れた部分を指や器具で触る
口の中を少量の水で軽くすすぐ 強くうがいをする
歯のかけらを乾燥させずに持参する かけらをこすったり、漂白剤や消毒液につけたりする
痛みがあれば、保護者が普段使用できると判断している鎮痛薬を用法どおりに使う 歯の折れた部分に薬や接着剤を直接塗る
歯科医院へ電話し、受傷時刻や歯の状態を伝える 痛みが弱いからと練習や試合を続ける

すぐに救急受診を考える症状

次の症状がある場合は、歯科だけでなく救急医療機関への相談が必要です。

  • 意識を失った、反応が鈍い、会話がかみ合わない
  • 繰り返し吐いている
  • 強い頭痛、けいれん、ふらつきがある
  • 呼吸が苦しい、血液や歯のかけらを吸い込みそう
  • 口の中の出血が圧迫しても止まらない
  • あごが強く痛む、口を開けにくい、歯のかみ合わせが大きく変わった

歯が折れたように見えても、歯の内部や根、歯ぐき、あごの骨まで傷ついていることがあります。見た目だけで軽症と判断せず、痛みが少なくても歯科で確認してください。

ジュニアサッカーで歯が折れたときの判断

出血を圧迫する、かけらを保存する、練習を中止する、早く歯科へ連絡するのが基本です。歯が根元から抜けた場合は、歯を乾燥させず、乳歯か永久歯かを確認したうえで、できるだけ早く受診してください。