ジュニアサッカーの試合中に鼻血が出たときの対応は?

ジュニアサッカーの試合中に鼻血が出たときの対応は?

ジュニアサッカーの試合中に鼻血が出たら、まずプレーを止めて安全な場所へ移し、座って少し前かがみの姿勢で、小鼻を10〜15分間しっかり押さえます。上を向かせると血を飲み込むことがあるため避けてください。

ボールや相手との接触後に出血した場合は、鼻の骨折や頭部のけがが隠れていないかも確認します。出血が止まっても、意識がぼんやりする、吐き気がある、強い頭痛があるときはプレーに戻してはいけません。

試合中に鼻血が出たときの対応手順

  1. プレーを止める:選手をピッチの外へ移し、転倒や接触の危険がない場所で対応します。出血した選手の手当てと同時に、審判や指導者から保護者へ連絡します。
  2. 座って前かがみになる:口で呼吸できる姿勢にし、血が喉へ流れにくいようにします。横になったり、上を向いたりさせないでください。
  3. 小鼻を指でつまむ:鼻の硬い部分ではなく、鼻の穴のすぐ上にある柔らかい部分を、親指と人差し指で両側から押さえます。口で呼吸しながら、途中で確認せず10〜15分間続けます。
  4. 止血を確認する:10〜15分後にゆっくり指を離し、まだ出血していれば、同じ方法でもう一度10〜15分押さえます。
  5. 止まった後は安静にする:鼻をかむ、鼻をいじる、走る、激しく動く、熱い飲み物を飲むことはしばらく避けます。

鼻血を止めるときにしてはいけないこと

  • 頭を後ろに反らせる
  • 仰向けに寝かせる
  • ティッシュやガーゼを鼻の奥まで詰める
  • 何度も指を離して、止まったか確認する
  • 血が止まった直後に鼻をかむ、こする、運動する

頭を後ろに反らせると、流れた血を飲み込んで吐き気が出ることがあります。ティッシュを使う場合も、鼻の奥へ押し込まず、鼻の下に当てて流れる血を受ける程度にします。

鼻血が止まったら試合に戻ってよい?

鼻血が止まっただけでは、すぐに試合へ戻さない判断が安全です。出血が完全に止まり、本人に痛みや息苦しさ、めまいなどがなく、接触によるけがが疑われないことを指導者と保護者が確認してから判断します。

状態 試合への対応
軽い鼻血で、安静にすると止まり、ほかの症状がない その日の再出場を急がず、指導者と保護者で慎重に判断する
ボールや相手との接触で鼻を強く打った 鼻の腫れや変形、強い痛みがないか確認し、再出場を控えて医療機関への相談を検討する
頭痛、吐き気、めまい、ぼんやりする、ふらつく 再出場させず、頭部のけがとして医療機関に相談する
出血が続く、何度も繰り返す 再出場させず、医療機関で診てもらう

特に、鼻を打った後に見た目の変形、片側または両側の強い鼻づまり、痛みや腫れが続く場合は、鼻のけがを確認する必要があります。自己判断で鼻の形を戻そうとしてはいけません。

救急受診を考える症状

次のような場合は、止血を続けながら救急相談や医療機関への連絡を行います。意識がない、呼吸が苦しい、けいれんしている、反応がおかしいなど緊急性が高い場合は、周囲の大人が119番通報を検討してください。

  • 10〜15分の圧迫を2回行っても出血が止まらない
  • 出血量が多い、または口からも大量に血が出る
  • 強く頭を打った後に、意識がぼんやりする、繰り返し吐く、強い頭痛がある
  • ふらつく、顔色が悪い、呼びかけへの反応が普段と違う
  • 鼻が大きく曲がっている、強く腫れている、痛みが非常に強い
  • 血液を固まりにくくする薬を使っている、出血しやすい病気がある

判断に迷う場合は、地域の救急相談窓口や医療機関に相談してください。子どもは症状をうまく説明できないことがあるため、接触の強さ、出血が始まった時刻、圧迫した時間、頭を打ったかどうかを保護者へ伝えると相談しやすくなります。

再発を防ぐためにできること

試合後もしばらくは鼻を強くかまず、鼻をこすったりほじったりしないようにします。鼻血を繰り返す場合は、乾燥、鼻を触る習慣、アレルギー性鼻炎、鼻の中の傷などが関係することがあるため、耳鼻咽喉科で相談してください。

ジュニアサッカーでは、鼻血の対応だけでなく、頭部を打った後の意識や体調の変化を確認することが重要です。まずはプレーを止め、前かがみで小鼻を10〜15分押さえ、止血後も症状があれば試合へ戻さないことを基本にしてください。