ジュニアサッカーで人工芝の擦り傷ができたら、まずプレーを中止し、流水で傷と周囲をよく洗って異物を取り除くことが基本です。出血があれば清潔なガーゼで圧迫し、洗浄後はワセリンなどを薄く塗って、傷にくっつきにくいガーゼや絆創膏で覆います。
人工芝の擦り傷ができたときの手当て
- 手を洗う
手当てをする前に、石けんと流水で手を洗います。 - 出血があれば圧迫する
清潔なガーゼやタオルを傷に当て、数分間しっかり押さえます。途中で何度も傷を確認すると再び出血しやすいため、まずは連続して圧迫してください。 - 流水で十分に洗う
水道水などの流水で、砂、人工芝の破片、土、汗などを洗い流します。傷の周囲は石けんで洗えますが、石けんを傷の中に強くすり込まないようにします。 - 残った異物を確認する
見える異物が残っている場合は、洗浄した清潔なピンセットでそっと取り除きます。深く刺さっているものや、簡単に取れないものは無理にほじらず、医療機関で処置を受けてください。 - 乾かしすぎずに覆う
洗った後は清潔なガーゼなどで水分を軽く押さえ、ワセリンを薄く塗ってから、傷にくっつきにくい被覆材で覆います。傷を適度に保護すると、衣服や人工芝との摩擦を減らせます。
消毒液やお風呂はどうする?
擦り傷は、まず流水で異物や汚れを落とすことが大切です。消毒液、アルコール、オキシドールなどを繰り返し使うと、傷を刺激して治りを遅らせることがあるため、自己判断で何度も塗るのは避けましょう。
入浴は、出血が止まり傷の汚れを落とせる状態なら通常どおり行えます。ただし、長時間湯につけたり、傷をこすったりしないでください。入浴後は清潔なタオルで押さえるように水分を取り、必要に応じて新しい被覆材に交換します。
手当て後にサッカーを続けてもよい?
出血が続く、強い痛みがある、傷に人工芝の破片が残っている場合は、その日のプレーを中止してください。傷を覆っても、走る・スライディングする動作で再び出血したり、汚れが入ったりする可能性があります。
傷が浅く、出血と痛みが落ち着いていても、被覆材がずれずに保護できることが前提です。プレー中に痛みが強くなる、出血する、被覆材が外れる場合は、すぐに中止して洗浄し直します。
翌日以降のケアと受診の目安
被覆材は、濡れたり汚れたりしたら交換します。交換時は手を洗い、傷を流水でやさしく洗ってから、新しい被覆材で覆ってください。
次のような場合は、早めに外科、皮膚科、小児科などを受診してください。
- 傷が深い、広い、または皮膚が大きくめくれている
- 圧迫しても出血が止まらない
- 人工芝の破片や砂が取り除けない
- 顔、目の周囲、関節の上などに傷がある
- 指や手足が動かしにくい、強く腫れている、しびれがある
- 赤み、腫れ、熱っぽさ、痛みがだんだん強くなる
- 膿が出る、発熱するなど感染が疑われる
特に、汚れた傷で異物が残っている場合や、予防接種の状況が分からない場合は、受診時に医師へ伝えてください。破傷風予防の追加対応が必要かどうかは、傷の状態と予防接種歴によって判断されます。
まとめ
人工芝の擦り傷は、プレーを止める、出血を圧迫する、流水でしっかり洗う、異物を無理なく除く、覆って保護するという順で手当てします。深い傷、異物が取れない傷、出血が止まらない傷、感染のような変化がある傷は、家庭だけで対応せず医療機関を受診してください。







