ジュニアサッカーで突き指をした場合、指の変形、強い腫れや痛み、曲げ伸ばしができない、しびれ・色の変化があるなら、練習を中止して当日中に整形外科などを受診してください。子どもは骨の成長に関わる部分を傷めていることがあり、軽い突き指に見えても骨折や関節のけがを否定できません。
変形がなく動かせる場合でも、痛みや腫れが翌日以降も続く、押すと強く痛む、指先まで力が入らないときは、早めに受診しましょう。
ジュニアサッカーの突き指で受診する目安
| 症状 | 受診の目安 |
|---|---|
| 指が曲がっている、関節が外れたように見える | できるだけ早く受診。自分で元に戻さない |
| 強い腫れ、強い痛み、急に大きな内出血が出た | 当日中の受診を検討 |
| 指を曲げられない、伸ばせない、物を持てない | 当日中に受診 |
| 指先がしびれる、白い・青い、冷たい | 早急に受診 |
| 傷口がある、爪が大きく割れた、爪の下に血が広がって強く痛む | 当日中の受診を検討 |
| 見た目は大きな異常がないが、痛みや腫れが続く | 整形外科を受診 |
特に、指の関節の近くを押すと強く痛む場合や、突き指をした直後から動かしにくい場合は、靱帯(関節を支える組織)や骨のけがの可能性があります。症状だけでは区別できないため、必要に応じて画像検査を受けます。
受診までに行う応急処置
まずサッカーを中止し、痛めた指を安静にします。無理に曲げ伸ばししたり、指を引っ張って戻したりしないでください。
- 指輪やきつい装具を着けている場合は、腫れる前に外します。外れない場合は無理に引っ張らず、医療機関へ相談します。
- 氷や保冷剤を布で包み、痛めた部分を15〜20分程度冷やします。凍傷を防ぐため、氷を皮膚に直接当てないでください。
- 手を心臓より少し高い位置に保ち、腫れを抑えます。
- 痛みが強い、変形している、動かせない場合は、指を無理に固定し直さず、そのまま受診します。
市販の痛み止めを使う場合は、子どもの年齢や体重、持病、ほかに飲んでいる薬によって適否が異なります。使用する前に、薬の説明書を確認するか、薬剤師や医師に相談してください。
「動かせるから大丈夫」とは限らない
指を少し動かせても、骨折や靱帯の損傷がないとは限りません。子どもでは、骨そのものではなく成長軟骨に近い部分を傷めることもあります。
次のような場合は、動かせるかどうかだけで判断せず、整形外科で確認してください。
- 翌日になっても腫れや痛みが引かない
- 指の特定の場所を押すと強く痛む
- 握る、つまむ、ボールを受ける動作で痛む
- 指先や関節を最後まで曲げ伸ばしできない
- 痛みのために日常生活や練習に支障がある
練習や試合に戻るタイミング
痛みや腫れが残ったまま、テーピングだけで練習に戻るのは避けてください。受診した場合は、医師から示された固定期間や運動再開の指示を優先します。
少なくとも、安静時と指を動かしたときの痛みがなく、腫れが悪化しておらず、曲げ伸ばしやボールを扱う動作を無理なくできることが再開の目安です。ただし、骨折や靱帯損傷がある場合は、見た目や痛みだけで再開時期を決めないでください。
迷ったときの判断
変形・強い腫れ・動かしにくさ・しびれがあるなら当日中に受診、軽く見えても痛みや腫れが続くなら整形外科を受診という判断が基本です。
受診時は、けがをした時刻、ボールが当たった方向、腫れや内出血が出た時期、指をどこまで動かせるかを伝えると、診察に役立ちます。







