ジュニアサッカーの成長痛で練習を休む目安は?

ジュニアサッカーの成長痛で練習を休む目安は?

ジュニアサッカーで成長痛が疑われても、痛みを我慢して練習を続けるのは避けましょう。歩く、走る、ボールを蹴る動作で痛む場合は、その日の練習を休むか、少なくとも痛む動作を中止するのが目安です。痛みが数日続く、腫れや熱感がある、痛みが強くなる場合は、成長痛ではなくスポーツ障害やけがの可能性があるため、整形外科を受診してください。

成長痛で練習を休む目安

次のいずれかに当てはまるときは、練習を休み、痛みが落ち着くまで走る・蹴る・ジャンプする動作を控えます。

  • 練習中や練習後に痛みが出る
  • 走る、ジャンプする、ボールを蹴ると痛む
  • 痛みのために足を引きずる、走り方が変わる
  • 痛みが練習のたびに強くなる
  • 痛む場所を押すと強く痛む
  • 膝、かかと、すねなど、痛む場所がはっきりしている

「成長痛だから休まなくてもよい」とは限りません。一般に、動作中の痛みや特定の場所に集中する痛みは、単なる成長に伴う痛みだけでなく、使いすぎによるスポーツ障害なども考える必要があります。

練習を続けてもよい可能性がある状態

痛みが一時的で、日常生活や運動に影響せず、腫れや熱感もない場合は、負荷を下げて様子をみられることがあります。ただし、痛みが出る動作を無理に続けないことが条件です。

  • 歩行に問題がない
  • 痛みのために走り方が変わっていない
  • 練習中や練習後に痛みが増えない
  • 腫れ、赤み、熱感がない
  • 翌日まで痛みを持ち越さない

この場合も、練習時間を短くする、ダッシュやジャンプを減らす、痛みが出た時点で中止するなど、運動量を調整してください。痛み止めを使って痛みを隠しながら練習を続けるのは避けます。

いわゆる「成長痛」とスポーツ障害の違い

いわゆる成長痛は、幼児から学童期に、夕方から夜にかけて両脚の筋肉などが痛むことがあります。朝には痛みがなく、腫れや赤みが見られず、日中の活動に影響しないことが多いとされます。

一方、ジュニアサッカーで注意したいのは、運動中に繰り返し痛むケースです。成長期の骨や骨端部(骨の端にある成長に関係する部分)には負担がかかりやすく、膝の下、かかと、すね、足の甲などに痛みが出ることがあります。

状態 見られやすい特徴 対応の目安
成長痛が疑われる場合 夜に痛む、左右両方に出る、朝や日中は気にならない、腫れがない 痛みの程度を記録し、運動に影響するなら休む
使いすぎによる痛みが疑われる場合 練習中・練習後に繰り返す、痛む場所が限られる、押すと痛い 練習を休み、改善しなければ整形外科を受診する
けがが疑われる場合 急に痛くなった、腫れた、強くぶつけた、体重をかけられない 運動を中止し、早めに医療機関へ相談する

この違いだけで病名を判断することはできません。特に、痛みが片脚に集中している場合や、サッカーの動作で毎回痛む場合は、「成長痛」と決めつけないことが大切です。

痛みがある日の対応

  1. 練習を中止し、痛みが出る走行、ジャンプ、キックを休ませます。
  2. 痛む場所と、痛みが出た動作、痛みの強さを確認します。
  3. 腫れや熱感があれば、タオルで包んだ保冷材などで短時間冷やします。冷やしすぎたり、皮膚に直接保冷材を当てたりしないでください。
  4. 翌日に歩く、階段を上る、軽く動くといった日常動作で痛みがないか確認します。
  5. 痛みが残る、繰り返す、動作で痛む場合は、練習に戻さず整形外科へ相談します。

痛みがなくなっても、いきなり通常の練習量に戻すのではなく、軽い動きから始めます。走る、蹴る、ジャンプする動作で痛みが再び出た場合は、その時点で中止してください。

すぐに受診したほうがよい症状

次の症状がある場合は、成長痛と考えて練習を続けず、早めに整形外科などの医療機関を受診してください。

  • 強い痛みで歩けない、体重をかけられない
  • 急に腫れた、赤くなった、熱を持っている
  • 転倒や接触のあとから痛みが続いている
  • 痛みが数日休んでも改善しない
  • 同じ場所の痛みを何度も繰り返す
  • 夜間の痛みで何度も目が覚める
  • 発熱、強いだるさ、食欲低下などを伴う
  • しびれ、力が入りにくい、関節が動かしにくい

受診時は、痛む場所、いつから痛いか、練習中・練習後・夜のどの時間帯に痛むか、腫れの有無、休むと改善するかを伝えると判断材料になります。

練習に戻る判断

練習再開の目安は、日常生活で痛みがなく、歩く・軽く走る・片脚で立つなどの動作で痛みが出ないことです。ただし、診察を受けている場合は、医師や理学療法士の指示を優先してください。

復帰後に痛みが出た場合は、前の段階に戻して休みます。痛みを我慢できるかではなく、動作が正常にできるか、翌日に痛みを残さないかで判断することが重要です。

ジュニアサッカーで練習を休む目安は、運動中に痛む、歩き方や走り方が変わる、痛みが翌日まで残るときです。夜に一時的に痛むだけに見えても、痛みが繰り返す、腫れがある、特定の場所に集中する場合は、成長痛と決めつけず、練習を止めて医療機関に相談してください。