ジュニアサッカーでシーバー病かどうかを見分ける方法は?

ジュニアサッカーでシーバー病かどうかを見分ける方法は?

ジュニアサッカーでシーバー病かどうかは、かかとの痛む場所と、走る・跳ぶと痛みが強くなるかである程度推測できます。ただし、同じような痛みは骨折やアキレス腱の炎症などでも起こるため、自宅の確認だけで確定はできません。

シーバー病でよくみられる症状

シーバー病は、成長期のかかとの骨にある成長部分に負担がかかり、痛みが出る状態です。サッカーのように走る、跳ぶ、急に止まる動作が多い競技では、練習量の増加や成長期の体の変化をきっかけに起こることがあります。

  • かかとの後ろから下側が痛む
  • 走る、ジャンプする、ダッシュすると痛みが強くなる
  • 練習後や試合後に痛み、休むと軽くなる
  • かかとを床につけて歩くと痛い、または少し足を引きずる
  • かかとの左右を軽く押すと痛みがある
  • 片足だけでなく、両足に痛みが出ることもある

特に、成長期の子どもに、外傷がはっきりしないまま、運動時のかかとの痛みが続く場合は、シーバー病が候補になります。

自宅で確認できる「見分け方」

次の確認は受診前の目安です。痛みを強くする必要はなく、結果だけでシーバー病と判断しないでください。

  1. 痛む場所を確認する:かかとの真ん中、後ろ側、下側のどこが痛いかを確認します。シーバー病では、かかとの後ろから下側に痛みが出ることが多いです。
  2. 運動との関係を見る:練習中、練習後、翌日のどの時点で痛むかを記録します。走る・跳ぶ動作で痛みが強くなり、休むと軽くなるなら、運動による負担が関係している可能性があります。
  3. 歩き方を確認する:つま先立ちで歩く、かかとを着けない、足を引きずるといった変化がないかを見ます。
  4. かかとを軽く触れる:左右のかかとを指で軽く触り、痛みの場所を比べます。強く押したり、何度も押して痛みを確かめたりしないでください。
  5. 外傷の有無を振り返る:転倒、相手との接触、着地の失敗の直後から急に痛くなった場合は、シーバー病以外のけがも考えます。

「運動で悪化する」「かかとの成長部分付近が痛い」「外傷がはっきりしない」という組み合わせはシーバー病と合います。しかし、これはあくまで症状の傾向であり、診断には医療機関での診察が必要です。

シーバー病と似た症状との違い

考えられる原因 見分ける手がかり
シーバー病 成長期に起こりやすく、走る・跳ぶと、かかとの後ろから下側が痛む。外傷がないことが多い
打撲や捻挫 接触や転倒の直後から痛み、腫れや皮下出血があることがある
疲労骨折 運動をやめても痛みが続く、歩行時にも痛む、特定の場所を押すと強く痛むことがある
アキレス腱周辺の炎症 かかとの後ろからふくらはぎ寄りに痛みがあり、腱を動かすと痛むことがある
足底腱膜の痛み かかとの裏から足の裏に痛みがあり、朝の歩き始めに強く感じることがある

これらは症状が重なるため、表の特徴だけで区別できるわけではありません。特に、強い痛みや長引く痛みを「成長痛」と決めつけないことが大切です。

サッカーを続けてもよい?

痛みを我慢して練習や試合を続けるのは避けてください。まずはダッシュ、ジャンプ、キックなど痛みが出る動作を減らし、練習後に痛みが残るかを確認します。

歩くだけでも痛い、走ると痛みで動作が変わる、練習後から翌日まで痛みが続く場合は、練習を休んで整形外科などを受診するのが安全です。痛み止めを使って練習を続ける方法は、原因を確認してから医師や薬剤師に相談してください。

早めに受診したほうがよい症状

次のいずれかに当てはまる場合は、シーバー病かどうかを自分で判断せず、整形外科や小児の診療に対応する医療機関へ相談してください。

  • 強い痛みで体重をかけられない
  • 明らかな転倒や接触の後から急に痛くなった
  • 腫れ、赤み、熱感、皮下出血がある
  • 安静にしていても痛い、夜間も痛い
  • 痛みが繰り返す、または数日休んでも改善しない
  • 発熱や強いだるさを伴う
  • 痛みのために歩き方や走り方が変わっている

診察では、痛む場所や足首の動き、歩き方などを確認します。症状によっては、骨折など別の原因を調べるために画像検査が行われることもあります。

受診までに記録しておくとよいこと

受診時には、次の内容を伝えると原因を判断する手がかりになります。

  • 痛みが始まった日
  • 痛む場所と左右
  • 練習中・練習後・翌日のどの時点で痛むか
  • 痛みが出る動作
  • 転倒や接触などの外傷の有無
  • 練習量や試合数が最近増えたか
  • 腫れ、赤み、発熱、歩きにくさの有無

結論として、ジュニアサッカーで成長期の子どものかかとが、走る・跳ぶと痛み、休むと軽くなるならシーバー病が疑われます。ただし、疲労骨折や外傷などとの区別は自宅ではできないため、痛みを我慢せず、歩行に影響する場合や続く場合は整形外科で確認してください。