ジュニアサッカーでふくらはぎが痛む原因は?

ジュニアサッカーでふくらはぎが痛む原因は?

ジュニアサッカーでふくらはぎが痛む主な原因は、走る・止まる・蹴る動作による筋肉の疲労や軽い肉離れです。ただし、痛みの出るタイミングや腫れの有無によっては、けがや炎症、靴の不具合など別の原因も考えられます。

ジュニアサッカーでふくらはぎが痛む主な原因

原因 痛みの特徴 考えられるきっかけ
筋肉の疲労 練習後に重だるい、両脚が張る 走る量の増加、連日の練習、休養不足
筋肉のけが・肉離れ 走った瞬間や急停止したときに、急に痛む ダッシュ、切り返し、ジャンプ、強いキック
こむら返り・筋けいれん ふくらはぎが急に硬くなり、つるように痛む 発汗、暑さ、水分不足、疲労
アキレス腱周辺の炎症 かかとに近い部分が、運動中や運動後に痛む 走る量の増加、硬いグラウンド、靴の変更
靴や練習環境の影響 特定の靴を履いたときや、特定の場所で痛みやすい サイズが合わない靴、すり減った靴、硬い地面

痛みの原因は一つとは限りません。たとえば、練習量が急に増えたうえに、サイズの合わないスパイクを使うと、ふくらはぎに負担が集中することがあります。

痛み方から原因を見分ける目安

練習後に両脚が張るなら、疲労の可能性がある

運動後にふくらはぎ全体が重い、張る、押すと少し痛いという場合は、筋肉の疲労が考えられます。練習量を一時的に減らし、休むと軽くなるかを確認します。

ただし、痛みが数日続く、練習のたびに強くなる、歩いても痛いという場合は、単なる疲労と決めつけないでください。

走った瞬間に片脚が痛んだなら、肉離れに注意する

ダッシュや切り返しの瞬間に「ブチッとした」「蹴られたような」痛みが出た場合は、ふくらはぎの筋肉を痛めた可能性があります。痛みを我慢して走り続けると、けがが悪化することがあります。

痛みが出た直後は運動を中止し、痛む部分を強く押したり、無理に伸ばしたりしないでください。腫れや内出血、歩きにくさがある場合は、整形外科で診てもらいましょう。

ふくらはぎが急に硬くなったなら、こむら返りの可能性がある

練習中や練習後に筋肉が急に縮んで硬くなった場合は、こむら返りが考えられます。いったん運動をやめ、安全な場所で休ませます。

痛みが落ち着いてから、足首をゆっくり動かします。暑い日の長時間練習や汗を多くかいた後は、水分補給も必要です。ただし、何度も繰り返す場合は、練習量や体調を含めて医療機関に相談してください。

かかとに近い場所が痛むなら、アキレス腱周辺を確認する

ふくらはぎの下側からかかとにかけて痛む場合は、アキレス腱周辺に負担がかかっていることがあります。走る量の増加、硬い地面、靴の変更などがきっかけになる場合があります。

痛みがある状態でジャンプやダッシュを続けると悪化することがあるため、痛みが出る運動を中止し、早めに整形外科へ相談します。

まず行うことは、痛みが出る運動をやめること

原因がはっきりしない段階で、痛みを我慢して練習を続けるのは避けます。保護者は、子どもが「大丈夫」と言っていても、歩き方や階段の上り下りを確認してください。

  1. 練習や試合を中止し、痛みが強くならない姿勢で休ませる。
  2. 痛みや腫れがある場所を確認し、左右差を見比べる。
  3. 急に痛めた場合や腫れがある場合は、タオルで包んだ保冷材などを短時間当てる。冷やしたまま眠らせない。
  4. 痛みがある間は、走る、ジャンプする、強く伸ばす、マッサージする動作を控える。
  5. 歩行や階段で痛みが出る、または翌日も痛い場合は、整形外科への受診を検討する。

市販の鎮痛薬を使う場合は、年齢や体重によって使用できる薬や量が異なります。子どもに使う前に、薬剤師や医師へ確認してください。

すぐに受診したほうがよい症状

次の症状がある場合は、練習を中止し、早めに整形外科などを受診してください。

  • 急に強い痛みが出た
  • 歩けない、足を引きずる、つま先立ちができない
  • ふくらはぎが腫れている、へこんでいる、内出血がある
  • 触れなくても強く痛む
  • 数日休んでも改善しない
  • 同じ場所の痛みを何度も繰り返す
  • 発熱、赤み、熱っぽさがある
  • しびれ、足先の色の変化、足が冷たい感じがある

片脚のふくらはぎが急に腫れて熱を持ち、息苦しさや胸の痛みもある場合は、練習による筋肉痛とは限りません。緊急性のある病気も否定できないため、救急相談や医療機関への連絡を優先してください。

痛みを繰り返すときに見直すこと

痛みが繰り返す場合は、子どもの体の状態だけでなく、練習内容と用具も確認します。

  • 練習時間や走る距離が、短期間で増えていないか
  • 休養日が取れているか
  • 痛みを隠して練習していないか
  • 靴のサイズや幅が合っているか
  • 靴底がすり減っていないか
  • 練習前に体を動かして温めているか
  • 暑い日や長時間の練習で、水分補給ができているか

ストレッチは、痛みがないときに反動をつけずに行います。痛みを感じるほど伸ばしたり、けがをした直後に強く伸ばしたりするのは避けてください。

受診時に伝えると判断しやすい情報

医療機関を受診するときは、「いつから」「どの動作で」「片脚か両脚か」「腫れや内出血があるか」を伝えると、原因を確認しやすくなります。

  • 痛みが始まった日時
  • ダッシュ、キック、ジャンプなど痛みが出た動作
  • 痛む場所がふくらはぎの上・中央・かかと側のどこか
  • 歩行、階段、つま先立ちができるか
  • 直前の練習量、試合、靴の変更
  • 腫れ、赤み、熱感、しびれ、発熱の有無

ジュニアサッカーのふくらはぎの痛みは、疲労や軽い筋肉のけがが多い一方、痛み方だけで原因を確定することはできません。まず運動を止め、痛みが強い・歩けない・腫れている・繰り返す場合は、整形外科で確認することが大切です。