ジュニアサッカーの靴擦れでできた水ぶくれは、皮が破れていなければ、針で潰さずに洗って覆うのが基本です。破れた場合は、残った皮を無理に剥がさず、水道水で洗って保護します。赤みや腫れが広がる、膿が出る、強い痛みがある場合は、練習を中止して医療機関を受診してください。
皮が破れていない水ぶくれの処置
水ぶくれの皮は、下の傷ついた皮膚を守る役割があります。小さく、痛みが強くなければ、できるだけそのままにして摩擦を避けます。
- 手を洗い、水ぶくれの周りを水道水とせっけんでやさしく洗います。
- 清潔なタオルやガーゼで、こすらず水分を押さえて取ります。
- 水ぶくれを覆える絆創膏や、摩擦を減らすパッドを貼ります。貼付部分が濡れたり汚れたりしたら交換してください。
- スパイクや靴が当たらないようにし、痛みがある間はサッカーを休ませます。
ハイドロコロイド素材の絆創膏は、皮が破れておらず、化膿していない水ぶくれに使える場合があります。商品ごとに使用方法が異なるため、子ども用として使用できるか、傷の状態に適しているかを説明書で確認してください。
水ぶくれが破れたときの処置
破れた水ぶくれは、傷口を洗って覆います。残っている皮を無理に切ったり剥がしたりすると、傷口が広がることがあります。
- 手を洗います。
- 傷口を水道水でやさしく洗い、砂や汚れを落とします。
- 清潔なガーゼなどで水分を押さえます。
- 残った皮はそのままにし、傷口にくっつきにくい清潔なガーゼや絆創膏で覆います。
- ガーゼが濡れたり汚れたりしたら、手を洗って交換します。
消毒液を何度も使ったり、傷口をアルコールで拭いたりすると刺激になることがあります。家庭で使用する場合は、傷口を流水で洗うことを基本にし、薬を使うときは製品の説明書を確認してください。
水ぶくれを自分で潰してよい?
子どもの靴擦れによる水ぶくれは、基本的に自分で針を刺して潰さないようにします。針や手指から細菌が入り、感染するおそれがあるためです。
水ぶくれが非常に大きい、強く痛む、歩くことが難しい、靴を履くと必ず圧迫されるといった場合は、保護者が無理に処置せず、皮膚科などで相談してください。医療機関では、必要性を判断したうえで処置します。
サッカーの練習や試合は休むべき?
水ぶくれが靴に当たって痛む場合や、破れて傷口がある場合は、練習や試合を休ませるのが安全です。続けると水ぶくれが大きくなったり、傷口に汚れが入ったりする可能性があります。
再開する場合も、歩く、走る、ボールを蹴る動作で痛みがないことを確認してください。傷口を清潔に覆い、靴が患部に当たらない状態にできないなら、痛みがなくなるまで再開を待ちます。
病院を受診する目安
次の症状がある場合は、感染や別の傷の可能性があるため、皮膚科や小児科などに相談してください。
- 赤み、腫れ、熱っぽさ、痛みが周囲へ広がっている
- 黄色や緑色の膿が出ている
- 発熱がある、子どもがぐったりしている
- 傷口に砂や異物が残っている
- 出血が止まりにくい
- 何度も同じ場所に水ぶくれができる
糖尿病、免疫の病気、血流の病気がある場合や、免疫を抑える薬を使っている場合は、軽い傷でも早めに主治医へ相談してください。
靴擦れによる水ぶくれを防ぐ方法
再発を防ぐには、患部を治すだけでなく、靴と足の摩擦や圧迫を減らすことが大切です。
- 足のサイズと形に合うスパイクを選ぶ
- かかとが靴の中で動きすぎないか確認する
- 新しいスパイクをいきなり長時間使わない
- 汗で靴下が湿ったら交換する
- 縫い目やたるみの少ないサッカー用ソックスを使う
- 練習前に、擦れやすい場所を保護テープなどで覆う
特に、かかとや足の指など毎回同じ場所が擦れる場合は、靴のサイズだけでなく、靴の形、履き方、靴ひもの締め方も見直します。水ぶくれを隠してプレーさせるのではなく、まず患部を洗って覆い、痛みや感染の兆候がないか確認することが大切です。







