ジュニアサッカーで爪に内出血ができたら、まず練習や試合を中止し、患部を冷やして足を心臓より高くします。痛みが軽く、爪の一部が紫色になっただけなら、爪が伸びるまで経過を見ることができます。
ただし、強い痛みが続く、爪の大部分が黒紫色になっている、爪が浮いている、指が変形している場合は、爪の下の血腫(血がたまった状態)や骨折の可能性があります。できるだけ早く整形外科や救急外来で診てもらいましょう。
ジュニアサッカーで爪に内出血ができたときの対処法
- プレーを止める
痛みを我慢して続けると、靴の圧迫やボールの衝撃で爪や指の損傷が悪化することがあります。靴と靴下を脱がせ、爪の状態を確認します。 - 布で包んだ保冷剤などで冷やす
患部を直接氷に当てず、布で包んだ保冷剤を短時間当てます。冷やしすぎないよう、皮膚の感覚がなくなったら中止してください。 - 足を高くして休ませる
横になり、クッションなどで足を心臓より高い位置にすると、腫れを抑えやすくなります。 - 出血している場合は清潔なガーゼで圧迫する
爪の周囲や皮膚に傷がある場合は、水道水で汚れを洗い流し、清潔なガーゼなどで軽く押さえます。出血が止まらない場合は受診してください。 - その日は患部を圧迫する靴を避ける
つま先が当たるスパイクやきつい靴は履かせず、痛みが出ない状態で安静にします。
爪の内出血だけなら、自然に治ることがある
爪の下に少量の血がたまっているだけで、痛みや腫れが軽い場合は、血がすぐに消えず黒っぽく残ることがあります。爪が伸びるにつれて、内出血の部分が少しずつ爪の先へ移動していけば、自然に伸びていく経過と考えられます。
一方、内出血が爪の根元側に広がっている、時間がたってもズキズキする、靴を履けないほど痛む場合は、単なる軽い打撲とは限りません。爪の下にたまった血を医療機関で処置したり、指の骨折がないか画像検査を行ったりすることがあります。
自宅で爪に穴を開けて血を抜いてはいけない
安全ピンや針、熱した金属などで爪に穴を開ける方法は、家庭では行わないでください。やけどや感染、爪の根元の損傷につながるおそれがあります。
血を抜く処置が必要かどうかは、内出血の範囲、痛み、爪や指の損傷の有無によって医療者が判断します。特に子どもは自分で痛みの程度を正確に伝えにくいことがあるため、強い痛みがある場合は保護者が受診を判断してください。
次の症状があれば整形外科などを受診する
次のいずれかに当てはまる場合は、早めに整形外科や救急外来を受診しましょう。
- 強いズキズキした痛みが続く
- 爪の下の内出血が広い範囲に及んでいる
- 爪が浮いている、割れている、根元から外れかけている
- 指が大きく腫れている、曲がっている、動かしにくい
- 指先の感覚が鈍い、白い・青いなど色がおかしい
- 皮膚が裂けている、出血が止まらない
- 傷の周囲が赤く腫れ、熱を持っている
- 発熱や膿がある
- 痛みのために靴を履けない、歩けない
特に、指が変形している、感覚がない、指先の色が明らかに悪い場合は、できるだけ早く受診してください。
サッカーへの復帰は痛みと靴の状態で判断する
内出血の色が残っていても、それだけで練習を禁止する必要があるとは限りません。歩く、走る、靴を履く、ボールを蹴る動作で痛みがないかを基準にし、痛みや腫れが残る間は練習や試合を休ませます。
再開する場合は、まず普段の靴を履いて歩き、痛みがなければ軽い運動から始めます。走る、急に止まる、ボールを蹴る動作で痛みが出たら中止してください。骨折や爪の損傷を診断されている場合は、医療機関の指示を優先します。
再発を防ぐために確認すること
サッカーでは、つま先への衝撃だけでなく、靴の中で足が前に滑ることでも爪が圧迫されます。症状が落ち着いた後は、次の点を確認してください。
- つま先が靴の先に当たり続けていないか
- かかとが靴の中で浮いていないか
- 足の指を曲げたときに靴が窮屈でないか
- 爪を深く切りすぎたり、角を丸く削りすぎたりしていないか
- 靴下や中敷きで足が前へ滑っていないか
爪の長さは、皮膚に食い込まないように整え、練習前には靴の中でつま先が当たっていないか確認します。
まとめ
ジュニアサッカーで爪に内出血ができたら、まずプレーを止め、冷やして足を高くします。痛みが軽ければ経過を見られる場合もありますが、強い痛み、広い内出血、爪の浮き、指の変形や感覚異常があるときは、家庭で血を抜かず、整形外科などを受診してください。







